ブログ
-
博物館経営論
博物館の経営診断とは何か――スコットランドのOrganisational Health Checkerから考えるMuseum Development
博物館は、自らの「経営状態」を説明できるか 博物館の経営状態が健全かどうかを判断するとき、何を見ればよいのでしょうか。来館者数が増えていること、展覧会や教育普及事業を予定どおり実施できていること、収支が予算の範囲に収まっていることは、いず... -
博物館経営論
博物館広報はチラシの先へ進めるか――限られた人員で新しい観客へ届ける方法
博物館や美術館の展覧会広報では、チラシを制作し、他館や図書館、文化施設などへ送付・配架する方法が長く使われてきました。会期や料金、見どころといった情報を一枚にまとめ、一定期間その場に置いておけるチラシには、現在でも実務上の役割があります... -
博物館資料論
アートコレクターになるには?――初心者が最初の1点を買うまでに知っておきたい7つのこと
アートを買ってみたい。でも、何から始めればいいのか 美術館やギャラリーで気に入った作品を眺めることと、自分のお金で作品を購入し、家に持ち帰ることの間には、意外に大きな心理的な距離があります。「美術の知識がなくても買ってよいのだろうか」「ギ... -
博物館教育論
なぜ世界の企業家はビジネスをアートになぞらえるのか――創造・直感・独自性から考える5つの共通点
会社をつくることは、絵を描くことに似ている――。Virgin Group創業者のRichard Bransonは、会社づくりについてそのような比喩を用いています。また、Alibaba創業者のJack Maも、2015年のEntrepreneurによる現地取材で、AlibabaやTaobaoなどを「works of ar... -
博物館教育論
美術館の楽しみ方――初心者でも迷わない7つの見方
美術館に入ると、どの作品から見ればよいのか、どれくらい立ち止まればよいのか迷うことがあります。解説を先に読むべきか、まず自分の目で見るべきか分からず、作品の意味を説明できないと「鑑賞に向いていない」と感じる人もいるでしょう。さらに、全作... -
博物館経営論
博物館はどの寄付を受け入れるべきか――ファンドレイジング倫理方針の作り方と7つの判断基準
博物館に、ある企業から高額の協賛提案が届いたとします。財政的には大きな助けになりますが、企業側は、展示室に企業名を大きく掲示すること、展示内容を公開前に確認すること、自社の事業に批判的なテーマを扱わないこと、さらに契約期間中は不祥事が発... -
博物館資料保存論
洞窟壁画は「完成した作品」ではない――年代測定から考える文化財の時間
口は1万5000年前、左目は9000年前だった? フランス南西部のフォン・ド・ゴーム洞窟には、人間とも動物とも見える「仮面」と呼ばれる図像があります。暗い洞窟の壁に描かれたその顔から、近年、思いがけない年代差が見つかりました。上唇と下唇の黒い顔料... -
博物館経営論
博物館の文化政策とは何か――制度・実施・評価から考える政策と現場の関係
はじめに――文化政策は博物館の外側にあるものなのか 文化政策という言葉からは、国や自治体が策定する計画、博物館に関係する法制度、補助金や助成制度などが思い浮かびます。しかし、博物館にとって文化政策は、組織の外側から与えられる方針だけを意味す... -
博物館経営論
博物館の支援理由書とは?Case for Supportの作り方と8つの要素
博物館がファンドレイジングを始めようとするとき、最初に思い浮かびやすいのは、寄付申込フォームの設置、クラウドファンディングの実施、企業向け協賛メニューの作成、返礼品の検討、助成金への申請といった募集手段です。しかし、どの方法を選ぶかを先... -
博物館経営論
博物館の寄付はどう育つのか――リレーションシップ・ファンドレイジングで考える支援者との関係づくり
寄付をお願いする前に、関係はできているか 博物館では、資料の修復や展覧会、教育活動、施設改修などに新たな資金が必要になると、寄付募集やクラウドファンディングを検討することがあります。しかし、支援者の側から見れば、普段はほとんど接点のなかっ... -
博物館経営論
イギリスの博物館無料化は成功したのか?来館者増加と残された格差をデータで検証
大英博物館、ナショナル・ギャラリー、テート、自然史博物館など、イギリスを代表する国立博物館・美術館では、常設展示を料金なしで見ることができます。この無料化が本格化したのは2001年です。ただし、対象は英国のすべての博物館ではなく、主として文... -
博物館教育論
現代アートはどう鑑賞する?──「わからない」を楽しむ7つの見方
現代アートが「わからない」のは、鑑賞する側の問題なのか 現代アートの前に立ったとき、「何を見ればよいのか」「これは何を意味しているのか」と戸惑うことは珍しくありません。作者の意図がすぐに読み取れず、作品の前を短時間で通り過ぎてしまう人もい...
