2025年– date –
-
博物館経営論
デザイン・ミュージアム「Transformation 2029」とは?— 常設展示刷新にみる博物館経営戦略
デザイン・ミュージアムと「Transformation 2029」計画の背景 ロンドンのデザイン・ミュージアム(Design Museum)は、1989年に創設された比較的新しい博物館であり、2016年にはケンジントンへと移転しました。建築やファッション、工業デザインからデジタ... -
博物館経営論
ルーブル美術館「新ルネサンス」計画 ― 改修・予算・公共性を博物館経営から読む
ルーブル美術館の大規模改修「新ルネサンス」とは ルーブル美術館は、年間およそ1,000万人もの来館者を迎える世界最大級の美術館です。そのルーブルが、2025年に発表したのが「新ルネサンス(Nouvelle Renaissance)」と呼ばれる大規模改修計画です。総額... -
博物館展示論
スミソニアン博物館とトランプ政権 ― 展示への政治的介入と表現の自由を考える
スミソニアン博物館と政治的介入 ― 展示をめぐる最新動向 スミソニアン博物館は、アメリカ合衆国を代表する文化機関として、長年にわたり「国民の記憶」を形成する役割を担ってきました。19の博物館や美術館、国立動物園や研究施設からなるこの巨大な複合... -
博物館経営論
ナショナルギャラリーはなぜインフルエンサーを起用したのか ― 若者世代との関係構築とその課題
200周年のナショナルギャラリーが選んだのは“インフルエンサー”だった ロンドンのナショナルギャラリーは、世界的に名高い美術館として知られ、2024年に創設200周年という節目を迎えました。伝統と格式を誇る一方で、近年は「美術館は堅苦しい場所」という... -
博物館経営論
ゴッホ美術館の資金危機とは?― 改修費用・政府補助・文化政策の行方
ゴッホ美術館の資金問題とは アムステルダムにあるゴッホ美術館は、世界最大のゴッホ作品コレクションを誇り、年間200万人を超える来館者を集める人気施設です。観光都市アムステルダムの経済や文化的魅力を支える中心的な存在であるにもかかわらず、現在... -
博物館展示論
博物館でメタ認知能力は伸ばせるのか ― 理論・展示設計・親子の関わりから考える
はじめに メタ認知能力とは、自分や他者の思考プロセスを意識し、その流れをモニターし、必要に応じて修正や調整を行う能力のことです。この力は「考えることについて考える」能力とも表現され、単に知識を得るだけでなく、自分の理解の状態を客観的に把握... -
博物館展示論
“読む・語る・記憶する”を生む解説パネルとは? 博物館展示の現場から学ぶ設計術
読まれるパネル・素通りされるパネル――展示解説の現場で見える来館者の多様な行動 博物館や美術館の展示解説パネルの前では、パネルを素通りする人や、立ち止まってじっくり読み込む人など、来館者の反応はさまざまです。こうした光景から、どんなパネルが... -
博物館経営論
若者が博物館に行きたくなる施策とは?意識調査から分かる成功のポイント
若者の博物館離れとその背景 近年、博物館や美術館への若者の来館離れが大きな課題となっています。特に日本社会では少子高齢化が進み、従来の主な来館層であった中高年世代が中心となる一方で、10代・20代の若年層の来館頻度が大きく低下しています。背景... -
博物館展示論
博物館展示デザインの本質とは ― 理論・視点・原則から考える展示のあり方
博物館展示デザインとは何か 展示デザインの定義と現代的な意義 博物館展示デザインとは、博物館が持つ多様な資料やコレクションを、どのように空間の中で構成し、来館者が主体的に体験し、理解や発見を深められるように設計する一連のプロセスを指します... -
博物館経営論
デジタル時代の博物館キュレーション ― 多様性・共創・ロングテールがひらく新展開
導入:なぜ「デジタル時代のキュレーション」が重要なのか 博物館キュレーションを取り巻く環境変化 近年、デジタル技術の進展や社会構造の変化により、博物館のあり方そのものが大きく変化しています。従来、博物館は「保存と展示」を主な役割としてきま...
