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国立文化施設にて博物館運営・経営に関する業務に携わっています。
博物館経営、文化政策、ミュージアムDX、教育普及を中心に、実務と研究の両面から情報発信を行っています。
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博物館経営論
博物館ファンドレイジングの実務戦略 ― 支援者との信頼構築と社会的シグナリングの視点から
はじめに:博物館におけるファンドレイジングの現在地 近年、多くの博物館が運営資金の多様化を迫られています。公的補助金の削減や、入館者数の不安定さが続く中で、館の持続可能性を支えるための戦略的手段として「ファンドレイジング」は注目を集めてい... -
博物館経営論
博物館は文化観光の中核となるか ― 経験価値と観光戦略の交差点を探る
はじめに:なぜ今「文化観光」と博物館なのか 近年、「文化観光」という言葉が改めて注目を集めています。国連世界観光機関(UNWTO)や日本の観光庁などが推進する観光政策においても、単なる観光消費から地域の文化的価値を深く体験する方向へとシフトが... -
博物館経営論
リピーターはどうすれば増えるのか ― 博物館がすぐに実践できる再訪戦略5選
リピーターは博物館経営の生命線 博物館にとって来館者数は重要な指標ですが、それ以上に注目すべきなのが「どれだけの人が再び訪れてくれるか」という点です。多くの博物館では、広報や展示の工夫によって一定の新規来館者を集めることに成功していますが... -
博物館経営論
博物館経営におけるリーダーシップとは何か ― 二重能力と公共性の視点から考える
はじめに:なぜ今、博物館にリーダーシップ論が必要なのか 近年、博物館を取り巻く経営環境は大きく変化しています。少子高齢化や地域人口の減少、行政予算の縮小といった社会構造の変化に加え、来館者の価値観や行動様式も多様化しています。また、パンデ... -
博物館展示論
展示は社会を映す鏡か? ― 博物館展示と社会性をめぐる意味と構造を読み解く
はじめに:なぜ今「展示と社会性」なのか? 現代社会では、ジェンダー、差別、多文化共生といった社会的課題がますます可視化されるようになりました。そうした文脈の中で、博物館における展示の役割も再定義されています。展示はもはや中立的な情報提供の... -
博物館経営論
博物館の集客戦略とは何か ― 理論と実例から読み解く来館者を惹きつける仕組み
はじめに:なぜ今「集客」が博物館経営の要なのか 「博物館が人を集める時代は終わったのか」。コロナ禍を経た現在、多くの博物館がこの問いと向き合っています。入館者数の急減、ライフスタイルの変化、観光動向の多様化など、来館行動を取り巻く前提が大... -
博物館経営論
博物館とAIの現在地 ― 来館者体験・展示支援・意味生成の視点から考える
はじめに:なぜ今「博物館とAI」なのか? 近年、AI技術の急速な進展は、私たちの社会や日常生活に大きな影響を及ぼしています。特に、ChatGPTなどの生成AIの登場以降、教育、医療、行政など幅広い領域でAIの活用が進められており、その波は文化施設や博物... -
博物館概論
制度としての博物館を考える ― メディチ家からMoMAまでの公共性のゆらぎ
制度としての博物館の公共性を問い直す 博物館はしばしば「公共の場」として語られます。誰もが平等にアクセスできる知の空間、文化資源への開かれた窓口として、その社会的役割は高く評価されています。しかし、本当にすべての博物館が中立で公平な空間と... -
博物館経営論
博物館と子どもの社会参加 ― ソーシャルアクションを生み出す参加型教育の実践
はじめに:なぜ今「博物館と子どもの社会参加」が重要なのか これまで子どもは、社会のなかで「保護される存在」として語られてきました。学校教育や家庭環境においても、子どもは学びの受け手であり、大人が用意した枠組みの中で行動する対象とされてきた... -
博物館展示論
美術館体験を設計する ― 展示空間と鑑賞行動の科学
なぜ「展示空間の設計」が博物館経営にとって重要なのか 多くの博物館では、良い展示とは展示物の質や学術的価値にあるとされてきました。しかし近年、来館者の体験における満足度や印象は、展示内容そのものよりも、どのように空間が構成され、どのように...
