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日々の業務経験をもとに、ミュージアムの楽しさや魅力を発信しています。このサイトは、博物館関係者や研究者だけでなく、ミュージアムに興味を持つ一般の方々にも有益な情報源となることを目指しています。
私は、博物館・美術館の魅力をより多くの人に伝えるために「Museum Studies JAPAN」を立ち上げました。博物館は単なる展示施設ではなく、文化や歴史を未来へつなぐ重要な役割を担っています。運営者として、ミュージアムがどのように進化し、より多くの人々に価値を提供できるのかを追求し続けています。
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博物館教育論
医学部のVTSワークショップで画像診断の質を上げる
先の記事にてなぜ医学部生向けのVisual Thinking Strategies(以下、VTS)のプログラムが始まったのかについて紹介しました。 ブレイバーマン氏は、「今日の医師は実際に患者を診察するのにほんの短時間しか費やさず、代わりに検査や数値に頼っている」と言... -
博物館教育論
ミュージアムでスローアートを実践する
先の記事でミュージアムでマインドフルネス(瞑想)を実践しているケースをご紹介しました。 こちらの記事でもご紹介した通り、ミュージアムという場所は知的好奇心を満たすだけでなく、訪れた人の不安な気持ちを和らげたりするリラックス効果があるという... -
博物館概論
美術館と博物館の違いを考える(目的の違い編)
皆さん、美術館と博物館の違いはご存じでしょうか。 どちらの施設ともに展覧会を実施していることから訪れる方にとってはさほどの違いが感じられないかと思われます。 しいて違いを挙げるとすれば博物館が古いものを扱っていて、美術館が最近のものを扱っ... -
博物館教育論
ミュージアムで過ごすことで人が感じる不安の軽減につながる話
ミュージアムで作品鑑賞をするということは素敵な作品に出会い知的好奇心を満たすだけでなく、私達の心の不安や血圧を下げて落ち着かせてくれる効果が確認されています。 この記事ではミュージアムで鑑賞することが体にどのようにプラスに働くことがあるの... -
博物館教育論
Visual Thinking Strategiesで共感力を高められるのか
先の記事でVisual Thinking Strategies(以下、VTS)で医学部生の視覚リテラシーを向上させることができる事例を紹介しました。 今回は視覚リテラシーだけでなく共感力も育てることができる可能性についてお話したいと思います。 医療従事者における共感力... -
博物館教育論
ヴィジュアルシンキングストラテジーズについて考える
先の記事にて医学部生が視覚スキルを向上させるためにヴィジュアル・シンキング・ストラテジーズ(以下、VTS)という方法を用いて対話型鑑賞を実践していることをご紹介しました。 この記事ではそのVTSについて具体的にどのようなものなのかについて紹介し... -
博物館教育論
視覚トレーニングで医学生の視覚診断スキルを向上させる方法
先の記事にて絵画鑑賞トレーニングで医学生の視覚診断スキルが上がる可能性があることを紹介しました。 また、その絵画鑑賞をした後にグループになり話し合うことにより自分とは異なる視点の意見を聞くことにより、実際見ていた絵画がより多様な見え方がで... -
博物館教育論
医学部生向けの鑑賞プログラムが作られたきっかけ
海外の医学部では医学生の教育にミュージアムの鑑賞を取り入れていることがあります。 その取り組みを始めたのはイエール大学のアーウィン・M・ブレイバーマン氏でした。 この記事では彼の取り組みが始まった経緯についてご紹介したいと思います。 医学部... -
博物館概論
医者がミュージアムに行くことを処方する時代
精神疾患やうつ病といった症状は現代社会において世界中で大きな問題となっています。 もし、このような症状を持つ患者がミュージアムに行くことで症状が緩和できるのであればミュージアムが持つ社会的役割を拡張することにつながるかもしれません。 今回... -
博物館教育論
ミュージアムで瞑想体験をする
ミュージアムで開催されるプログラムに展示室で瞑想をする体験が欧米で増えてきています。この記事では実際にどのようなプログラムが実施されているのかをご紹介したいと思います。 ルービンミュージアムの事例 https://www.youtube.com/watch?v=Mckxsn1fE... -
博物館展示論
空港に飛び出すミュージアム
オランダのスキポール空港ではアムステルダム国立博物館のコレクションを色々な角度で楽しむことができる用になっています。 まずスキポール空港のことを簡単に説明するとスキポール空港とはオランダの国際空港で一番大きいものになります。 つまり、オラ...
