konta– Author –
国立文化施設にて博物館運営・経営に関する業務に携わっています。
博物館経営、文化政策、ミュージアムDX、教育普及を中心に、実務と研究の両面から情報発信を行っています。
-
博物館経営論
博物館の会員制度を進化させる ― 会員動機・関係性・行動価値の実証知から考える設計原理
博物館の会員制度を科学的に再設計する必要性 博物館の会員制度は、これまで「特典(benefits)」を中心に設計されてきました。無料入館や割引、会員限定イベントなどは、入会の動機として一定の効果を持ちます。しかし、特典を充実させたからといって、会... -
博物館経営論
文化観光における博物館と行政の連携とは?計画策定を成功させる視点と実務ポイント
文化観光において「博物館と行政の連携」がなぜ重要なのか 文化観光の推進をめぐっては、「博物館を活用する」「行政が支援する」といった言葉が頻繁に用いられます。しかし実際には、博物館と行政のどちらか一方だけで文化観光を成立させることは困難です... -
博物館経営論
博物館における二重価格設定とは何か― 外国人料金は差別なのか?公共性と入館料を研究から考える ―
海外の博物館や世界遺産を訪れた際、「外国人は入館料が高い」と感じた経験がある人は少なくないでしょう。実際、多くの国や地域では、国内居住者と外国人観光客で異なる入館料が設定されています。旅行情報サイトや現地の案内板でその価格差を目にし、戸... -
博物館教育論
対話型美術鑑賞に初めて参加する前に知っておくと良いこと― 正解を探さない鑑賞体験の楽しみ方 ―
対話型美術鑑賞に初めて参加する際、「自分の意見を求められたらどうしよう」「美術史の知識がないと発言できないのではないか」と不安を感じる人は少なくありません。実際、これまで学校教育や美術館で経験してきた鑑賞の多くは、解説を聞き、正しい理解... -
博物館教育論
探究型美術鑑賞におけるファシリテーターの役割とは何か― 対話が成立する条件と専門性を考える ―
なぜ探究型美術鑑賞ではファシリテーターが不可欠なのか 探究型美術鑑賞は、しばしば「自由に感じたことを話し合う鑑賞」と理解されがちですが、その本質は単なる感想共有にはありません。探究型鑑賞とは、作品を丁寧に観察し、そこから何が起きているのか... -
博物館概論
デザインミュージアムの役割はどう変わったのか?― 19世紀・20世紀・21世紀の変遷から考える ―
なぜ今、デザインミュージアムの役割が問われているのか 「美しいモノを展示する場所」という理解の限界 デザインミュージアムは、一般的には「洗練されたプロダクトや名作デザインを鑑賞する場所」と理解されがちです。しかし研究的な文脈では、この理解... -
博物館経営論
博物館のデジタル戦略とは何か ― 技術導入から組織変革へ
なぜ今、博物館に「デジタル戦略」が必要なのか 近年、博物館におけるデジタル化は特別な取り組みではなくなっています。公式ウェブサイトやSNSによる情報発信、オンラインでの収蔵品公開、デジタル教材やバーチャル展示など、デジタル技術は日常的な業務... -
博物館展示論
来館者体験とは何か ―「意味生成のプロセス」から博物館体験を理解する
来館者体験とは何かが分からなくなる理由 「来館者体験」という言葉は、近年の博物館・美術館をめぐる議論において、ほとんど欠かすことのできないキーワードになっています。しかし一方で、この言葉は非常に使われやすく、同時に分かったつもりになりやす... -
博物館経営論
博物館はなぜ「システム」として理解されるべきなのか
なぜ今の博物館理解では足りないのか 機能別に説明されすぎる博物館 博物館は長らく、「収集」「保存」「研究」「展示」「教育」といった機能によって説明されてきました。制度上も教育課程上も、この整理は分かりやすく、博物館を理解するための基本的な... -
博物館経営論
博物館の会員制度は「特典」から「関係」へ移行している― 会員が更新されない本当の理由と関係性設計の再構築 ―
多くの博物館では、来館者との継続的な関係を築く手段として会員制度が導入されています。しかし現場では、「新規加入はあるものの更新されない」「数年で会員が定着しない」といった悩みが繰り返し語られてきました。こうした状況に対して、会費水準が高...
